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素晴らしい工芸菓子の数々

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大空と飛行機
アニマルハウス
歌舞伎の連獅子(?
鎧兜
龍と歌舞伎役者と菊
(エキゾティック・ジャパン!)
☆カーソルを近づけると写真が替わります
宇宙がモチーフ
 
☆カーソルを近づけると写真が替わります
☆ピカチューのケーキ
 
☆森の妖精がケーキのトップに…↑↓
 
神戸市章をあしらった巨大なケーキ

 

 

 


        
        
          § 神戸と洋菓子 §


神戸の町のイメージとは何だろう。

六甲山、神戸港、外国人居留地、南京町、豚まん、焼き豚、神戸ビーフ…となぜか食べものに傾いていく思考。ということでやはりはずせないのが洋菓子である。

1868年12月、神戸港が開港し海外との貿易が盛んになるにつれて発展したのが外国人居留地。領事館、教会、住宅、商館、ホテル、倶楽部などの建物が200棟以上も建てられていたそうであるが、洋菓子もここに住む外国人や船乗り、旅行者のために必然的に作られるようになったという。

本格的な洋菓子店の開業は明治30年、東京で修行したあとに暖簾分けが許され、元町で開業した神戸フウ月堂(※)に始まるらしい。フウ月堂といえばあのクリームをはさんだ薄焼き煎餅のゴーフルで有名だが、修行先が和菓子洋菓子双方を扱っていたので、その技術を受け継ぐフウ月堂は創業以来和洋菓子を扱っているとか。

そして神戸の洋菓子の基盤が固まったのが大正期。原材料メーカーの努力もあって、バター、マーガリン、キャンデー・フルーツ、香料などの良質の原材料が安定的に供給されるようになったことが洋菓子の発展に大きく貢献したという。大正のこの時代にはユーハイム夫妻が関東大震災で横浜から神戸に「ユーハイム」を移したそうだ。

その後、神戸には洋菓子だけでなくパンやチョコレートなど、異国情緒あふれる味覚が広まった。1914年に勃発した第一次世界大戦で日本軍の捕虜となり、そのまま日本に留まったH・フロインドリーブ氏が美味しいドイツパンを神戸にもたらし、同じ頃革命にゆれるロシアを避けて神戸に落ち着いたF・モロゾフ氏が1925年頃神戸に開業。そのほかマカロン・ゴンチャロフ氏も神戸北野からファンシーチョコレートを売り出したそうだ。彼らの洋菓子店や技術はしっかりと受け継がれその後の戦争にも耐え、今や日本を代表する老舗コンフェクショナリー、ベーカリーとなっている。

さて、第二の故郷「神戸」で育った洋菓子は、自国の味や技術を広めようとした外国人や洋菓子作りに魅せられた日本人技術者によって、さらに新しい創意工夫を加えられて発展したそうであるが、そんなパティシエたちが丹精込めて創り上げたケーキやお菓子の展覧会が先日神戸大丸で開かれた。

「2005 洋菓子フェスタ in Kobe」と銘打ったその催し会場には、神戸、京阪神のパティシエによる工芸菓子約80点が展示されていた。飴細工やチョコレート、マジパンなどで飾られた作品はそれぞれが「はばたけ神戸」というテーマを掲げて様々なメッセージを訴えかけてくる。

「ユーハイム」、「レーブ・ドゥ・シェフ」、「ヴィタメール」、「モロゾフ」、「ケーキハウス ツマガリ」「アンテノール」など今をときめくお店のパティシエたちの名前がずらりと並び、メルヘンチックなものから宇宙をモチーフにしたもの、そして歌舞伎の世界を表したケーキまで登場して、そこはもう食べ物という範疇を超えた芸術作品の世界であった。訪れた人たちはその緻密かつ壮大な作品に圧倒され、会場のあちらこちらで感嘆のため息と共にカメラに収める姿が見受けられた。

神戸にあふれる洋菓子たち、ではここで私見によるお薦めをいくつか。

まず、モロゾフのプリンは定番である。プリンそのものが美味しいのはもちろんのこと、あの分厚いガラス容器はあとでいろんな用途に役立つ。コップ、花びんは言うに及ばず、合わせ調味料を作る時の容器、絵の具を使う時の水入れにだって変身する。我がお気に入り番組、朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」によると、大阪の家庭にはたこ焼き鍋が必ずひとつはあり、神戸の家庭にはモロゾフのプリンの空き容器がかならずひとつはあるという調査結果が出たほどである。皆さんのご家庭は如何でしょう?

次に外せないのは神戸市西区伊川谷町にある「ヒロセ」のシュークリーム。最近では「シュー皮はサックリ、クリームはトローリ」を謳ったシュークリームを作るお店は多いけれど、シュー皮のサックリ度とその薄さ(厚さ?)、そしてクリームの程よい甘さとバニラビーンズの具合が何ともいえない絶品である。

ケーキを買うとき自分用には必ずといっていいほどモンブランを選んでしまうのだが、そのモンブランでお薦めなのが「アンリ・シャルパンティエ」の「金のモンブラン」である。栗本来のおいしさはもちろんのこと底のタルト生地、そしてほんのり漂うコニャックの香りはうっとりするほど美味しい。このお店にはコニャックの入っていない「銀のモンブラン」もあるのだが、酒飲み甘党の私としては断然「金」のほうである。

そういえば友人が最近ハマっているのが「ハンドメイド」の「とろりん」だと聞いた。なんでもクリームブリュレに似たゆるゆるとろとろの食感のプリンだそうで、香ばしいキャラメルソースをかけていただくと二つは軽くいけるのだそうだ。早速ハンドメイドのお店へ行かねば…と思いを廻らせていたら、突然「グリコ プッチンプリン」が食べたくなった。



(※フウ月堂のフウは風に百と書きます。HP制作ソフトで対応しません、ごめんなさい)




 

 

 

 

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